うなぎのアレルギーは?
赤ちゃんが生後5か月、6か月頃は離乳食を開始する時期です。初めての離乳食づくりの場合、何を食べさせて良いのか、何がダメなのかなど色々調べることも増えます。食物アレルギーを考慮して、食材を選ぶ必要もあります。また、アレルギーとは別に、乳幼児が注意しなくてはならない食材というのもあります。1歳を過ぎると消化能力も高くなり、少しずつ食べられる食材が増えてきます。
赤ちゃんには季節の物を食べてもらいたいという想いもありますが、土用の丑の日のうなぎはどうなのでしょうか。注意が必要とされる食物アレルギーの項目にうなぎはありません。ですが、稀にうなぎアレルギーを発症する人もいます。うなぎそのものが原因なのか、うなぎの餌が原因なのかはっきりしないこともあります。また、さば、さけなどの魚介類のアレルギーがある場合、うなぎでアレルギー反応が出てしまうことも考えられます。
1歳の赤ちゃんに食べさせてはいけないという決まりはありませんが、アレルギーがないとも言えないので、初めて食べさせてあげる場合は、少量にした方が良いでしょう。また、アレルギー症状が出た場合にすぐに病院に行けるように、平日の午前中にしておくと安心です。
何歳からどうやってうなぎを食べさせるの?
うなぎを何歳から食べさせていいのか、という決まりはありませんが、アレルギーの面から見ると、1歳以上が良いでしょう。ですが、他にも気を付けなければならないこともあります。それは「骨」です。うなぎの骨は小骨で、大人は多少気になっても食べることができますが、1歳の赤ちゃんではまだ歯が生えそろっていないこともあり、刺さる心配があります。小さいうちは、小骨を取り除いてから食べさせるのが安心です。
また、「皮」も喉に引っかかってしまう恐れがあります。一切れそのままあげるのではなく、皮を取り除いたり、小さく切る、小骨を取り除くといったことをしてから食べさせます。
濃いタレが気になる場合は、白焼きという方法もあります。かば焼きは味が濃く、脂も多いのでたくさん食べさせないようにしましょう。細かくして別の料理にアレンジすることで、食べやすくすることができます。
このように、うなぎは、1歳では手を加えてから食べさせた方が安心ですが、2歳くらいからは、骨を少し取り除いたり、大きさに注意する程度で一人で食べさせることもできます。ただし、初めて食べさせる場合はアレルギーに注意して、そばについている方が安心です。